2008.07.06

心頭滅却

気づけば、もう七月。

六月は、嫌な気持ちを抑えること、心頭滅却、意識の集中、気持ちの切り替え、etc.すなわち自分のマインドコントロールにあけくれ、結局しっぱいしていた月でありましたw

その一環として先週の日曜、jaclineと鎌倉に紫陽花を見に行ってきました。(紫陽花ってあらためてみると綺麗な漢字ですね。)

彼女とは「尼仲間」(俗な気持ちを捨てたい時に助けあえる友達)なのです。

「最近、私、俗だから、心を洗うのに鎌倉までつきあってくれない?」なんていう誘いにのってくれる女友達(25歳)。超、貴重です。

そもそも他の友人に「心を洗いたいときってどうしてる?」なんて聞いたことはないですが(反応がこわくて。)座禅の授業をとっている友人はいますけど。

◆◆◆

鎌倉は、ちょっと笑えるくらいの土砂降りでしたが、かなりの効果でした。

紫陽花の青、雨の音、線香の薫り。

Img_8316

ちょっと残念なのは、どんなにその場で感動しても、写真にしてしまうと、花の写真というのはどこか「あたりさわりない」写真に見えてしまうことで。みんな同じように見えてしまいますしね。

放送事故のときの「少々お待ちください」に使われそうな写真というか。

ふと見ると、家の「ごみ出しについての注意」のチラシにも紫陽花のイラストですよ。ほとんど「口直し」レベル。

ここで私が下品なことでも書けば、写真が映えるかもしれません。

Img_8320_2

青い紫陽花は、自然に青くなるわけではなくて、このお寺ではがんばって青くしているそうです。

白鳥は水面下で足漕ぎをし、建築家は似たようなスタディ模型をつくりまくり、美人は家でビリーをやり(古いか)。

確か、土壌が酸性だと紫陽花って赤くなるはず…(うろ覚えですが)、と思うと、これは水面下の努力の美学であると同時に、環境問題(酸性雨)への抵抗でもあるわけです。

Img_8332

…すみません、適当かきました。

◆◆◆

それから一週間。

結局、還俗してしまったのでした。尼は遠い…。

まあ、よく考えれば、鎌倉から帰ったその足で「中級ユーラシア料理・元祖日の丸軒」で、先輩、同級生まじえ(年齢は実は全員おなじくらいだけど)て騒いでいたあたり、すでにもう還俗してたと言えなくもない。

うわさのエジプトコロッケ・ターメイヤは精進料理のようなものらしいですが(これを言ったら、jaclineに「おやつだよ!」と否定され、あまりの勢いに、「でも、それ、背反な事象じゃないんじゃ…」という私の反論はむなしく宙にきえました。)、そもそもお酒飲んでる時点でアウトです。

この店は、基本的につっこみどころしかありませんでしたが、特に、店長のアンドレ(日本人)さんのインパクトはすごかった。

そして、一番のつっこみどころは、そんな店の雰囲気にたいして違和感のなかったその場の面々w

◆◆◆

スタジオがひとつおわり、ひとつ残っているところですが、やっぱりかなりの開放感で、行きたかった展覧会にいくつかいきました。

イタリアの彫刻「カルロ・ザウリ」の展覧会はなかなか濃ゆくてよかったです。最近は、建築でも、他の芸術作品でも、ストレートな欲望の形に惹かれます。

2008.06.09

日々の泡

誕生日に本をもらったことはほとんどなかったけれど(中学の時にM.C.エッシャーの画集をもらったことがあるけれど)

今年に限って、3人の人から3冊の本をもらいました。

・「日々の泡」 ボリス・ヴィアン・著
・「サマー/タイム/トラベラー」新城カズマ・著
・「ドガ ダンス デッサン」 ポール・ヴァレリー・著

もらってわかったけれど、本をもらうっていいものですね。
私の趣味を考えて選んでくれたんだろうな、というのも嬉しいし、全然知らなかった面白い本を読むきっかけとしては最高です。

◆◆◆

1冊目、フランスの幻想小説「日々の泡」を読みました。

表紙が、ベン・シャーンの絵なので、すでに期待大。

51s3r1saqhl_ss500_

帯には「20世紀の恋愛小説中、もっとも悲痛な小説」と書いてあります。

すごく変わった書き方をされているお話です。超現実的というか。ブラック・ユーモアというか。

ジャン・ポール・サルトルの「嘔吐」をまねて、作中に、ジャン・ソオル・パルトルという作家が出てきて、『嘔吐百科』を書き、さまざまな嘔吐の標本を持って講演会をしたりします。

スケート場では、人々がぶつかり合い、転倒し、轢かれてバラバラになってしまった死体を、清掃係が退屈そうに片付けています。

この感じ、なにかに似ている。
脳内を検索してわかったのは「マザー・グースの歌」でした。

ジャックが頭を割ったり、クックロビンが殺されたり、すごく残酷なのに、外国の子供がこれを平気で歌っているということが、子供のころは理解できなくて、絵本を読んでいてすごく不気味でコワかったのを覚えています。(思えば、日本のわらべ歌だって残酷だったわけですが。)

とりあえず「これはこの世界ではアリなんだな」という了解の元に残酷さと滑稽さを受け入れるような感覚。遊戯というか、訓練というか。

その、不気味なオブラート越しに見る世界のなかで、主人公とその友人の3組の恋人たちだけが、理解できる純粋で透明な存在として浮き上がるように描かれているので、

虫が暗闇の中の蛍光灯に集まるように、いつのまにか惹かれてすいよせられてしまう。

お姫様はお姫様であるような、おとぎ話の要件をはじめから備えているわけです。

けれども、「もっとも悲痛な」とあるように、透明な主人公たちは、読み進むほどに不気味な地の世界にかき消されていきます。

言うなれば、いまにも死にそうになって、どんどん冷たくなっていく小鳥を手の中で必死で暖めてあげるのだけれど、やっぱりそれでもどんどん冷たくなっていってしまうような、そんな思いをするお話。

小説を読んだのが実に1年ぶりくらいですが、もっと小説をよみたくなりました。

2008.06.02

コーヒー中毒

です。

毎日、スタバで「キャラメルソースラテ/ショート」を頼んでる気がします。(キャラメルソースが¥0なので、一番安いラテをちょっとゴージャスにしようという細かい試み。)

なんで春・夏って、自販機に「あったか〜い」がないのかな、とさみしく思います。
末端冷え性なので、年がら年中「あったか〜い」飲み物が好きなのです。

「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで」身上つぶした小原昭輔さんになってしまいそうなほど、
あったかい布団、あったかい飲み物、あったかい風呂、をこよなく愛する身としては、

冷たい缶コーヒーはただの缶コーヒーだ!と強く訴えたいです。自販機の偉い人に。

◆◆◆

「現代アートの哲学」(西村清和・著)を読みました。

ぜんっぜん難しくはないんですが、一見まじめな本です。
でも、この本はおそらく隠れたエンターテイメントです。

どこにもエンターテイメントな要素はない(真面目な文体、面白みのかけらもない表紙、挿絵は白黒)のにもかかわらず、「この著者はまじめなふりして実はにやけながら書いてるな」と直感がいうのです。なにかがおかしい。

本文より。「キッチュ」の「寄生の美学」についてありがちな非難の是非を考えるところ。

「われわれにしても、テレビドラマにひどく感動して、ついつい涙を流したあとで、あわてて舌打ちしながら、こんなお定まりのお涙ちょうだいのメロドラマにまんまと乗せられてしまった自分自身に腹を立て、自分を安手のタイプとしてあつかい、わたしのなかのできあいの感性をくすぐった作者のいやしい思惑を非難することもあるだろう。」

…ないよ(笑

◆◆◆

キッチュ=寄生の美学、というのは面白いと思います。
共通の認識や想像力によって補われる美。すなわち物に内在していない美。

というのも、他人と共有される妄想というもので日常が成り立っているというのはどういうことなんだろうと常々思うからです。他人に共有される時点で妄想は現実とつながってしまってるわけで。

◆◆◆

心の中でほおづえをつきながらニヤニヤと読んでいたのですが、もうひとつ面白いなと思ったのは、「魅力」の部分。

「イギリスの美術批評家ジョン・バージャーは、他人をうらやましがらせる状態を特に『魅力』と呼ぶ。バージャーによれば、このような意味の『<魅力>は近代の産物である。これは油絵の全盛時代には存在していなかった。』」

Gainsboroughsarahsiddons

ゲインズボロ「シドンズ夫人」のような肖像画の女性は気高く優雅でも魅力的ではないそうです。なぜなら、そうした特質が彼女の中で自己完結しているからで、彼女のようになりたいという他の人々の羨望に依存しているわけではないからだといいます。だから、肖像画の女性は「魅力」がなく、広告の美女は「魅力」的なのです。

20060403

「個人的で社会的な羨望が一般化した世の中になっていなければこのような"魅力"は存在しえない」

もしかしたら、肖像画も、現代だったら美術館にきたおばちゃんたちに「こんな生活、いいわねぇ」なんてため息つかれてるかもしれないですけどね。

広告がかきたてようとする対象であるところの、このような「羨望」は、一種の退行現象なのだそうです。

生後八ヶ月以降の幼児が自分の鏡像を自分と認識できず自分と他者を混同するようなことが、「羨望」、すなわち「自分の見ているものになろうとする」ことであると。

たとえば今日のような消費社会ではなかったら、「羨望」は今よりも少ないのかしら。
ちょっといいなと思ってしまいます。これも、「羨望」かな。

「羨望」が一般化していると、「この人ってこういう人なんだな」という想像力(というか自他同一視)が働きやすくなるとか、想像的伝記のようなものが増えるとかあるのでしょうか。

「私的全体性」ももしかしたら、こんな「羨望的想像力」に鍛えられた世代には、わりと受け入れやすいような気がするのです。

2008.05.12

なにもない

雑誌でOMAのボルドーの住宅のすばらしさを鑑賞していたら、一日がおわりました。

0275_008_451x329x90

車いすのご主人と奥さんのための家で、「三つの家をつなげたもの」といいます。地下は半分うまったプライベートスペース、1Fはガラス張りでキッチンなどが入り、2Fは個室。

家の真ん中を、扉もなにもないリフトがつらぬいています。

Bxdiapo6x6085_451x329x90

◆◆◆

中間講評に出すものが、なにもない。

「なにもない」「なにもない」と言っていると、それがいつしか頭の中で曲になってまわります。

こんな曲を覚えていたことが、自分でびっくりですが。

B'zの稲葉サンのソロアルバム「マグマ」のなかにはいっている、「なにもないまち」。

上のリンク先のYou Tube だと、5:08あたりから入ってる曲ですが、歌詞はこんなの。

♪なにもないなにもないなにもないなにもないまちじゃ
あるいてもはしってもないてもどこにもたどりつけない
なにもないなにもないなにもないなにもないまちじゃ
あれもないこれもないそれもないここにいるイミがない

…これがサビ。なかなかひどい曲です。やっぱりB'zはソロにならなくていい。

でも、今の状況にぴったりです。はう〜。

◆◆◆

卒業設計で辛かったころに友達が送ってくれたのは、バンプ・オブ・チキンの「才脳人応援歌」

そのときは、「むしろ暗くなるわ…」と思ったのですが、今はなぜこれが「応援歌」なのかわかる。

2008.05.11

ロマンティックあげるよ

遅くおきた朝。母親が「ごはん、ごはん」とやたら呼ぶので、なにかと思ったら、こんなのができてました。

Img_7969

よくみたら、パンと卵と果物と漬け物っていう、まったくいつもの朝ご飯なのに、ワン・プレート風にしたのを見せたかったらしい。

ご飯をつくってもらっている身としてはリップサービスを惜しんではいけないところなので、「おしゃれだね」「カフェみたいだね」といったら、うれしそうにしていました。

◆◆◆

でも、こういうことで逆に感ずるのは、日本人というのは食器に関してひどく保守的な国民なんだろうなということです。

だって、「マイ・箸」だの「マイ・茶碗」だの「マイ・カップ」だの、こんなにマイ・食器を主張する国民が他にそんなにあるんでしょうか。

マイ・茶碗が割れたら、それだけで食事が落ち着かないったら。

「枕がかわると眠れない」ように「食器がかわると他人の食卓」になってしまう。食器の威力はすごい。

一方で、プレートひとつで「カフェ飯」と言い張ることも可能(?)なのです。

◆◆◆

それにしても、どうでもいい些細なことで日常をセレブレートしたがるところは、やっぱり私の母親なんだと時々思います。

私の文庫本がこんなことになっていました。

Img_7970

こどもの日の柏モチの包み紙がとても可愛らしかったので、捨てるのにしのびなく、なんとなくそこにあった本にまいてみたとのこと。

「子供の日・スペシャル・ブック・カバー☆」らしいです。

◆◆◆

イベントというのは、なんということはないことがらに、相当に方向付けられた想像力を集中的に導入することだとおもっていて。

なんとなくシュルレアリスティック。

◆◆◆

子供の日といえば、私はふらっと明治神宮にいきました。

明治神宮宝物殿(大江新太郎設計、大正10年)

Img_7964

この建築のおもしろいところは、ギリシア神殿が木造から石造へと変化したように、日本の木造も石造(あるいは鉄筋コンクリート造)へと変化することが可能であるとする伊東忠太の「建築進化論」を形にしているというところです。

鉄筋コンクリート造、表面は石。でも、校倉造り。というユニークな建物です。

Img_7965

エンタシス(円柱のふくらみ)をもった柱の列。

門の上の鬼なんて、今見るとディズニーの魔人みたい。ユーモラスに見えます。

Img_7967

こいのぼり☆

Img_7963

2008.05.07

君のスカートの模様 部屋の壁紙にしよう

GWも終わりですね。でも、1週間くらい休んだような気がします。設計…ah…。

◆◆◆

前回の日記で、「磯崎さんの建築に入ったのはじめて」と書きましたが、

実は、御茶の水スクエア(現日大ロースクール)がありました。正方形の窓がまぶしい建物です。

◆◆◆

休みといえば、マンガを読みながらごろごろするのが至福なのですが(←だめだめ)

今回、ひさびさに面白いマンガにめぐりあいました。

jaclineに勧められた「聖☆おにいさん」(セイント・おにいさん)です。

51h51jwatl_ss400__2

いわずと知れた世界で最も有名な聖人2人・ブッダとイエス・キリストが、バカンスと称して下界におりてきて、立川でルームシェアし、聖人であることを隠しながら成人(おにいさん)としてすごしている、というマンガです。

お金に細かくて、真面目で、ちょっとオカンっぽいブッダ。
子供っぽくて、好奇心旺盛で、わがままな、イエス。

密かなマイ・イメージと照合して、「あーぁー、そんな感じ!!」と激しくうなずきたくなります。

そこここにちりばめられているコネタがまたたまらない。
「涅槃って!」「アガペーって!」
笑いすぎて、jaclineに夜中に電話しようかと思ったくらい。おすすめです☆

◆◆◆

そして、同じくらい、「これは!」と思う映画にあいました。

最近、映画に関しては「不感症かな〜」などと思っていたのですが、これは本当にひさびさに面白かった。恵比寿ガーデンシネマでやっています。

ダージリン急行

080123_darjeeling_sub4_2

なんといっても、曲とセットが美しい。
特に、電車の内装や、小物や、服の凝り方はすごいです。

ストーリーは、一言でいうならば、ばらばらになっていた3人兄弟が、ダージリン急行にのってインドを旅するというもの。

「インドに行った人はインドを大好きになるか大嫌いになるからしいよ」と友達がいっていたのですが、

まだ見ぬインドという国に好感を抱いていても、

ときにバックパッカーなど旅の好きな方々の「インドを好きでないやつは人生損している!」的な過剰なまでのインド好きっぷりには、ついていけるかどうかといわれたら自信ないわ…というような、

なんとなく中途半端かつ揺れやすい心境にしっくりくるような、そんなテンションで終始つらぬかれています。

そして、笑い/コメディーの間にはさまれた哀しみというものに、人はどうしてこうまで無防備に感じいってしまうのか…。

エイドリアン・ブロディー、素敵。

◆◆◆

同じガーデンプレイス内で、写真美術館の「シュルレアリスムと写真 痙攣する美」という展覧会もみたのですが、それについてはまたいずれ。

1205408084_photo


完全に先輩のIさんの影響で、シュルレアリスム関連の書籍を何冊か読んでいたため、思うことはいろいろあったのですが(シュルレアリスムはプチ・流行というか、同じスタジオ内では勉強している人が多いような)

シュルレアリスムが何か知ることで、いままで頭のなかにバラバラに入っていた、あまたの画家や思想がある程度整理されたことはうれしかったのですが。

結論からいえば、私は設計とか思考に発展させることはあまりできませんでした。それ以上続かない。

ので、マイ・ブームはあっけなく、展覧会とともにさっていきました。

◆◆◆

いま、明日提出の宿題で、めちゃくちゃひさびさに、統計の問題を解いています。

t検定とか…、駒場に戻った気分です。

2008.05.03

酔いどれ天使

院生飲みの酔いものこったまま、ほぼ徹夜でレジュメをしあげ、午前は柏のスタジオに出席。
その後、ひさしぶりのM事務所で模型をつくろうとしたら、しょってからざっくり手を切りました。ジーザス。

6時間に30分の睡眠で十分な人(フラーのダイマキシオン・スリープ)になりたい。

◆◆◆

M事務所の近くの渋谷の「新鮮組」というコンビニでは、「スパムおにぎり」という手作りおにぎりをうっていて、何種類かあって(むしろ他の具はなくて)、模型仲間の間では静かなブームです。

私は断固として食べていないのですが、おいしいらしい。
「沖縄風」だと味のしない黄色い物体が入ってるらしい。

◆◆◆

30日、レム・コールハースが群馬は高崎に来るハースというので、見に行ってきました。まわりは4年生、院生ともいつも見る顔ばっかりでした。宣伝があまりに少なかったためか、他大学の建築学科生は少いように見えました。

「ERASED UTOPIA 1968-1973」 磯崎 新へのインタヴュー 
オランダの建築家レム・コールハースと美術評論家のハンス=ウルリッヒ・オブリストが磯崎新に建築についてインタヴューします。

という、すごく不思議な企画。けれど、ハンス・オブリストは欠席で、ビデオでした。
同時代をいきてきた人たちなんだな〜、と思いました。

「行動主義」に、レムが講演会のあと、「僕は恥ずかしい。この講演会は金のためにやったんだ。」といった、というようなことが書いてありましたが、この講演会の後にはなんていうんだろう、とぼんやり考えました。

群馬県立近代美術館。磯崎さんの建築に入るのはじめて。つくり込んであっていい空間でした。

Img_7950

Img_79521_2

◆◆◆

畑の中の古墳の、明るい緑のどかなたたずまいがよかった。

高崎って古墳が多いらしい。

◆◆◆

夜に、ちょっとびっくりする光景をみました。ニュースなんかではさんざん流れたんでしょうが。

深夜に、ガソリンスタンドに長蛇の列をなしてならぶ車…。

しかも半分くらいのガソリンスタンドはもう売り切れで営業を停止してしまっているのが、なんとなく、ゴースト化したみたいでそらおそろしいのです。

今回はただ税率が復活しただけですが、「オイルショックがおこったらこうなんだろうな」というような想像があまりにもリアルにできてしまうような。

おそらく生きているうちに「石油がなくなる日」に必ず遭遇するのだ、ということをいまさらながら思い出しました。トイレットペーパーを買いに走った主婦達を全く笑えない。たぶん、わたしも情報におどらされて、へんなものでも買っちゃうだろうな。

Img_7955

2008.04.13

語学クライシス

最近、英語の読解力の衰え(単語わすれ具合がひどい)と、会話力のなさに辟易しています。

私に限らず、わりと周囲も大学院に入ったとたん「英語、英語」といいだした気がします。

1つは留学したいから、っていう絵に描いたように「どろなわ」な理由によりw

2つめは留学生。彼らとしゃべって自分の会話のできなさに落ち込むのが第一段階で、さらに留学生の日本語の上達がめざましいのに凹むのが第二段階。

「英語は世界一易しい、日本語は難しい」とインプットされている我々にとって、めきめき日本語をつかえるようになっていく彼らの姿はまぶしすぎる。そして、己を省みておちこむのです。

◆◆◆

へこんでいてもしょうがないので、なにか対策をたてなきゃな、と思ったのですが。

そうでなくてもやることがいっぱいあるのに、わざわざ自分で時間をとってきっちり英語の自習をできるような気がしない。(やれよ、って感じですが。)
だから、方法は二つしかないと思うのです。

1. いやでもやらなきゃいけない状況に自分を追い込む。(英語の授業をとるとか、翻訳作業をひきうけるとか、留学生としゃべるとか)
2. ふざけてできる位の軽いタスクを考える。

で、課題にかこつけて「S, M, L, XL」を一部訳してみたり(提案したわりに自分が一番すすんでないけど)、「読む」機会はそこそこ増えたし、なんとなく感覚もとりもどしつつあります。

でも、「聞く、話す」に関してはなかなか機会がないのが難点です。
英会話の授業をとってもいいけど、そもそも隔週1回とかでめざましい進歩は期待できないし。

毎日できる何か。
しかも楽な何か。
が必要。

で、院試のTOEFLの前に、さやちゃんが Nintendo DSでTOEICのリスニングの練習をしていたことを思い出したのです。

たぶん同じことなのに、CDを聞くよりDSでやったほうが楽な気がする!(だいぶ短絡的発想。)と思ったのですが、

そもそも私はゲームをしないのでDSをもっていないのです。

いつもの私なら、ここで話は終了です。

が、今回、状況は切実です。

「ここであきらめちゃだめだ!アームストロングだって『ひとりの人間にとっては小さな一歩でも、人類の歴史には大きな一歩だ』と言ったじゃないか〜」と奮起して、

「少年ジャンプ」の「Supreme Game Rush Present」企画(DSを250人にプレゼント!企画)に、応募してみました。

はい、それだけのことです。あたるといいな、DS。

2008.03.24

開花?発病?

桜がもうすぐ咲きそうなんですってね。
楽しみ、楽しみ。

◆◆◆

頭が痛くて鼻がぐずぐずするな…と思っていたら、知り合いからこんなメールが

「風邪ひいたっぽい…
'Cause he ate an apple…」

"なぜなら彼はリンゴをたべたから"
??意味わからん。

「An apple a day keeps the doctor away. ではないの?」

「それをふまえて。唱えてみれば」

となえると。

たしかに"'Cause he ate an apple…"
は「風邪ひいたっぽい」に聞こえなくもないのでした。

うまい、ような気がする。

◆◆◆

恐怖は、これが花粉症ではないかということ。

他人と同じ日に風邪をひいた(っぽい)というのが果てしなく嫌な予感がします。

そうではありませんように。

◆◆◆

久しぶりの友達と会って、キューバの配給の話を聞いたり、初対面の人に、「ヤンデレ」と「JK」の意味を教わったり、たまに建築以外の人と会うのは楽しいなと思った一日。

2008.03.19

土門拳と仏像

パイナップルの花言葉は

「完全無欠」
「あなたは完全です」

パイナップルの実を思い浮かべると笑えます。(花自体は思い出せないのですけど。)

どんな花にも花言葉ってあるんですね。

◆◆◆

10日に山形は酒田の土門拳記念館(谷口吉生・設計、イサムノグチ・彫刻)に行きました。(しかも偶然、みなちゃんたちに会いましたw)

Img_7593

Img_7581

建築のシークエンスのすばらしさは言わずもがなですが、土門拳の仏像の写真にやられました。


イサムノグチの彫刻、その名も「土門さん」。

Img_75941

◆◆◆

土門拳といえば、わんぱく小僧の写真がいちばんと思っていたのですが、仏像や寺の写真も、やっぱりいいです。

「古寺を訪ねて」(全4巻)をその場でオトナ買いして、暇があれば読んでいました。

仏像が好きとか言い出すと、ますます「オバちゃん」みたいかな。

土門拳の仏像写真は、なにがいいって、構図がストイックなのがいいと思います。自己をおさえ、妙な効果や表現をつかわず仏様に正中線をぴしっとあわせて、絶妙な光で撮っています。

そして、エッセイの文章が巧い。記者らしい緊密さがありながら、感情の厚みが感じられて気持ちがいいのです。

◆◆◆

写真を見ていたら、もちろん本物がみたくなるわけで。でも、「仏像がみたい」といってもそこらに転がっているわけでもなく。

本当は奈良にでもいきたいところですが、ささやかに、近場の深大寺に行きました。

◆◆◆

深大寺は調布駅からバスで10分強のところにあるお寺で、733年満功上人の開創らしいですが、お堂はみな江戸時代末期以降の再建です。

Img_7766

◆◆◆

ここに、奈良時代(白鳳)の古仏があります。

金銅釈迦如来倚像。

明治42年に大師堂檀下から見つけられたといいます。

Img_7761_3

ガラス越しにしか拝めないのですが。

個人的には「服きたまま池におちちゃったよ〜」という感じの足がチャームポイントだと思います。
思ったよりも小さくて(50cmくらい?)ちょっとあどけない、かわいらしい仏像です。あまり仏像ぽくないと感じられるのですが、それが奈良時代ゆえなのでしょうか。

奈良時代でも、飛鳥・白鳳・天平では仏像の性格にかなり強い違いがあるらしいことを知ったのですが、耳学問なので見てもあまりつかめません。(そもそも飛鳥仏なんて法隆寺に5年以上前に行った時にしか見てない。)

◆◆◆

どんなに俗物な自分でも、お寺は心を少しは洗浄してくれます。深大寺は神代植物公園に隣接して、境内も池や木立にあふれたお寺なので、それだけでも爽やかな気持ちになれます。

Img_7764

「遠山に日の当りたる枯野かな」と高浜虚子が詠んだ「遠山」は深大寺の丘だとか。

Img_7773_3

◆◆◆

名物は、「深大寺そば」です。
すごくアピールしていて、むしろ売りは寺よりそばなんじゃないかと思うほどw

「門前の蕎麦はうましと誰もいふこの環境のみほとけありがたや」 清水比庵

おばあちゃん、おじいちゃんが道ばたでおまんじゅうたべてたりして。ほのぼのな春の風景。

◆◆◆

目的の半分はピクニックだったので、お弁当をつくりました。

友達に勧められてサンドイッチのオムレツに入れてみた、「クレイジー・ソルト」。

Img_7778

ハーブ入り岩塩です。すごくいい仕事をしてくれたので、たしかに、おすすめです。

そして、パッケージの裏の文章がなかなか素敵です。

「鶏肉料理:チキンナゲットにも独特の香りが加わり、気分はニューヨークのトレンディーなレストラン。」
「卵料理:ボイル、サニーサイドアップ、オムレットなどいろいろなスタイルの卵料理にほどよい風味がくわわり、グッドモーニング。」

意味わからんw

◆◆◆

[補記]

仏像といえば、ついでに元祖・古寺巡礼=和辻哲郎の「古寺巡礼」も読んでいたのですが、

和辻さんがこれでもかというほどほめちぎっている薬師寺の聖観音が、今度上野にくるらしいです。平城遷都1300年だとか。

国宝・薬師寺展

一緒に見に行ってくれる、仏像に興味のあるわこうどボシュウ。

2008.03.13

新しい季節

♬春がきた春がきたどこにきた 山にきた 里にきた 脳にもきた〜

作者はしらないけれど、まさに。

春がきて、私はもうすぐ卒業&入学です。新しいことをはじめてみたくて落ち着かない季節です。

「あしもとの湖」というブログをかつて書いていました。
が、ものすごくひさびさにいじってみようとしたら、パスワードもなんも綺麗さっぱり忘れていることに気づきました。格闘してみたけれどラチがあかないので、新しく書くことにしました。

「続・あしもとの湖」

なにか新しくなっているのかしら。
院生の書くブログはだいたい読んでいてためになるけれど、これから院生にならんとする私のブログは読んでいてもためになる予感が今のところ、まったくしません。

まずは、脳みその中身を一新したいです。

その他のカテゴリー

2008年7月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31