美術館のはしご
サンドイッチをつくってピクニックに行こう、という能天気な予定をたてていましたが、天気予報は無情にも降水確率90%(ここまで高いとすがすがしいけど)。行き先は美術館に変更しました。
こういう休日、ひさしぶりすぎる。
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ある目的(後述※)により、日本橋はブリヂストン美術館へ。
石橋氏のコレクションが元のこの美術館は、ひとつのテーマでなくいろいろな作家の作品が集められているダイジェスト版なので、目的なくふらふらと絵が見たいときには素敵です。個人のコレクションは町の小さな本屋に似てます。
今は「コレクションの新地平」と題して抽象画を多く展示していました。特に、ベン・シャーンやザオ・ウーキーの絵が多い(といっても10数枚ですが)。
それらは、繊細か大味かといわれたら繊細に入る部類の絵画だと思うし、色彩は衝突か調和かといわれたら調和していると思います。
ベン・シャーンの描く人は、表情が虚ろで、時に滑稽さと見間違えそうですが、哀しみや辛さなど通り越してしまって疲れて放心しているように見えました。
こういう人の絵を、どこかで見た気がしてどうしても思い出せなかったのですが「ここが家だーベン・シャーンの第五福竜丸」という絵本でした。さもありなん。インパクトのありすぎる絵本ですから。
ブリヂストンにあった作品は詩人リルケの「マルテの手記」がテーマで、無知な私はその話をしらないのですが、リトグラフが綺麗だったので読んでみたくなっています。
画家がストーリーに刺激されて絵をかくというのはうらやましい。
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絵を見終わったら、ちょうど正午でした。
(※)ブリヂストン美術館での今回のメインは、「サンドイッチセット」です。まさに花より団子。
青空の下でサンドイッチ(自分作)をほうばる予定は反古になりましたが
ブリヂストン美術館付属のティールーム「Georgette(ジョルジェット)」のサンドイッチがおいしいという話を聞いたのです。
ポンペイの壁画の複製が飾ってある、綺麗な店内。あのダチョウみたいな椅子は誰のデザインなんだろう。
そしてこれが噂の「ミックスサンドイッチセット」
具は、玉子・ハム・野菜・ローストビーフ・ポークカツ・チーズ・海老フライ・ツナの8種類。
めずらしい具というわけじゃないけれど、具によってそれぞれ塗るものも変えて丁寧につくってあるから、8種類食べたときの満足感はいいようがない。
こんなサンドイッチをつくれたら幸せだろうなと思います。自分の中で模範解答です。
ちなみに、このサンドイッチは「赤トンボ」という老舗がブリヂストンのために特別につくったサンドイッチなのだそうです。「赤トンボ」自体は高いらしいので、ドリンクと日替わりのデザートがついて1,200円だったらお得なのかもね。
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美術館をはしごして、白金台・庭園美術館へ。
「建築の記憶」という写真の展覧会をやっています。
私は卒論でちょっと建築写真を扱ったので、そのとき画集でさんざん見た写真が目の前にあるというのはやはりうれしいもので。
村井修の写真はやはり悔しいほどに端正で、ときどきすごくいいものがありました。
石元泰博の「桂離宮」は、カラーだったせいか思ったほど感動しませんでしたが、広島ピースセンターの写真は迫力がありました。
カラーだったら、やっぱり最近の写真が見ていて楽しい。メディアテークの写真なんかは本当にエンタテイメント性があります。
概して、日本の古建築や日本的な景色をカラー写真で魅せるのはむずかしいような気がします。どこかえぐさがでてしまう気がする。
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夕食を、新宿・思い出横町「岐阜屋」で食べたら
ビール大瓶・ピータン・餃子・モツ煮込み・かた焼きそば・キクラゲの炒め、でしめて2500円でした。
昼間飲んだ紅茶の4杯分。
ビバ休日!



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